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※ご了承ください

 記事には書き主が学論から得たことと主観が混在してきっとオリジナル要素が多めになります。

 どんな人生をソースにそんなこと言ってんのと思われたときように福祉キャリアの情報に偏ったプロフィールつくりました→  福祉面におけるプロフィール

 ラーメンと車が好きなのでたぶんラーメンに例えたり車に例えたりが多めになります。

 わかりやすさ重視ゆえ軽率な文章になるやもしれませんが、福祉は命や人生に関わる仕事なのでここの文面より実際はもうすこしシリアスです。

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たくさんのひとに尋ねられたことを初回のテーマとします。

福祉とお金の関係を語ると、どうしても雰囲気が良からぬ感が漂いがちです。(これについても別個に記事にしたい。)

ここでは雰囲気に負けずめげず話をします。

正直な話、多機能型事業所くじら/株式会社こころねは、経営的に非常に順調です。デキる担当税理士さんから『どこに出しても自慢できる数字』と言ってもらえております。

でも業界全体をみれば厳しいのです。

http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180105_01.html

『2017年(1-12月)の「医療,福祉事業」の倒産は速報値で249件にのぼり、介護保険法が施行された2000年以降で最多に達した。』

『経営のかじ取りが難しさを増し、業界内では淘汰の動きが加速している。』

 

開業から今までにかけても、他の施設から「利用者さんを紹介してください…!」と頼まれることは数えきれないほどあったし(もちろん社交通例上または社交辞令の会話も多いけど、切実めリアル調で頼まれることもかなり多い)。

中には「うち利用者さんが集まらなくて経営的に限界なんです…!くじらさんはどうやって利用者さんを集めたんですか?どう営業したんですか?教えてください!!」って電撃訪問されたこともありました。

おれは良い福祉施設がばりばり増えてほしいと思ってるし、そのためならくじらのメソッド全然まるパクリしてくれていいって思ってます。

ただ利用者さんは本来、集めるものでも営業するものでもないです。最終的にはその事業所に通う意味を利用者さんが見いだして、この事業所に通えば自分はメリットを得られる、そう信じたから、くじらに通うことを決断して、めげずにがんばって通い続けているのです。

そんな基礎中の基礎な感覚すら無い人間に口頭でくじらメソッドを伝えたことろで、出来上がるサービスは本物ではありません。偽物の粗悪品です。

ラーメン愛あふれるラーメン屋さんが「この街に美味いラーメン屋がたくさん増えればいい」って願っていたとしても、いきなり美味いラーメンつくれないひとが訪ねてきて『秘伝のスープの材料教えてください!』って言い放ったらキレると思います。優しかったら「うんじゃあまずウチかどっかの店で修行してからにしろ!」って言うかな。

車のつくりかたも知らないのに部品購入したってつくれないだろう。

おとといきやがれ、愛するこの街の福祉力を下げる犯罪者は消え失せろ!ぐらいにその日は思ったけど、何かのきっかけで化けて良い感じの事業所になってればいいなあ、。

まず考えてみてほしい、「ラーメン屋さんって儲かるの?」「車屋さんって儲かるの?」って訊かれたら、どう応えるのかと。

「その土地文化に合った良いものを提供すれば儲かる」

「人気が出たら儲かる」って応えるかと思われます。

もちろん福祉施設だろうとなんだって同じです。

なんでも前提としてある「狙ったものであれ偶然であれニーズをつかまえてそれに合ったものを提供すれば収益はついてくる」っていうのは、福祉施設だって例外ではありません。特別視されがちですけど、なんのことはない。

確実に儲かるものでもないし、儲かる確率が他の業種に比べて高いなんてこともないです。

ニーズに合わせられた事業所は儲かります。

福祉施設の収入のほとんどは国民健康保険団体連合会ってところに、『今月うちを利用してくれた人は〇〇人いて、そのうち〇〇人にはこのサービスを、〇〇人にはこのサービスを提供しました。ちゃんと証拠もありますよ。』ってデータをまとめて報告をすることによりもらう報酬です。

※例外もあります。

お医者さんにかかったとき、私たちが医院に払うのは3割で、ほか7割はその医院の医療事務さんがレセプトつくって市町村etc.宛に『今月はこの患者さんにこういう診療をしたよ、この患者さんにはこの診療をしたよ』って報告をして診療報酬としてもらう、というのと感じは同じです。

異なるところは、福祉施設の場合は国保連に請求する報酬の比率が7割じゃなく9割だったり10割だったりします。本人負担が少なめです。

くじら&こころねの場合は97%はこういう収入です。

でも、収入がどこからやってくるのかに違いこそあれ、患者さんが多ければ医院の収益は上がるし、利用者さんが多ければ福祉施設の収益は上がるし、購入客が多ければ収益が上がるのは他業種のお店と一緒です。

ただ、良い事業所=儲かっている事業所/儲かっている事業所=良い事業所、という式は必ずしも成立しません。

例えばバブル期に高級料亭が流行ったけど、バブル崩壊してまずは接待費から削られたあおりで高級料亭が大ピンチになる、なんてことがあったと思います。提供する料理の質は変わっていないのに(変わらなかったからこそ)閑古鳥が鳴く、という状態が。

それと一緒で、たとえばとある街で、障がいがあるために離職せざるをえなかったひとへ復職をサポートするのがすこぶる上手な福祉施設があったとして、その街にそういう復職したいひとが多く居たら利用は多いでしょうが、復職より生活状況の改善のためのサービスを求めているひとが多くて復職希望するひとの総数が少ない街では、利用は伸び悩むと思います。

結論としては『その街の困りごと事情に合わせて、ちゃんと役に立つ福祉施設。であれば儲かります。』ってところでしょうか。

 

- つづく -

shokokai